体調崩す…。
2002年11月9日あたしの体もついに限界。
救急病院のお世話になってしまいました。
金曜日の夜、さぁ寝ようと思ってたら
動悸息切れ…。
病院ではカゼをこじらせた様子と言われました。
精密検査の結果には、特に異常なし。
あたし、自分でもよくここまで持久力があったな
と思う程だけどねぇ。
体重が3週間でマイナス6?。
ちょっとコワい…。
医者に「ストレスあるんじゃないの?」
と聞かれたけど、何も言えなかった。
一晩病院に泊まったけど、薫は寝ずにずっと側に居てくれた。
直樹じゃ、出来ないような事を、薫は平気で出来てしまう。
そこが薫のいいところなんだよね。
明け方、目を覚ましたら薫が
「直樹に会いたいか?」
と聞いてきた。
ウンて思わず頷いてしまって
薫が一瞬、ガッカリしたような顔してた。
「じゃ、帰ったら家に戻ってくるように言うわ」
と優しく笑ってくれたけど。
よく考えたら、あたし甘えすぎ?
でも、甘えていいんだよね?
全然わかんない。
薫の器の広さには、圧倒されるし尊敬する。
もっとよく、これからの事を話し合わなければ…
と深く反省しました。
救急病院のお世話になってしまいました。
金曜日の夜、さぁ寝ようと思ってたら
動悸息切れ…。
病院ではカゼをこじらせた様子と言われました。
精密検査の結果には、特に異常なし。
あたし、自分でもよくここまで持久力があったな
と思う程だけどねぇ。
体重が3週間でマイナス6?。
ちょっとコワい…。
医者に「ストレスあるんじゃないの?」
と聞かれたけど、何も言えなかった。
一晩病院に泊まったけど、薫は寝ずにずっと側に居てくれた。
直樹じゃ、出来ないような事を、薫は平気で出来てしまう。
そこが薫のいいところなんだよね。
明け方、目を覚ましたら薫が
「直樹に会いたいか?」
と聞いてきた。
ウンて思わず頷いてしまって
薫が一瞬、ガッカリしたような顔してた。
「じゃ、帰ったら家に戻ってくるように言うわ」
と優しく笑ってくれたけど。
よく考えたら、あたし甘えすぎ?
でも、甘えていいんだよね?
全然わかんない。
薫の器の広さには、圧倒されるし尊敬する。
もっとよく、これからの事を話し合わなければ…
と深く反省しました。
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プレッシャー
2002年11月8日昨夜、急に喉が痛くなってきて発熱…。
朝から病院へ行って来たら「立派なカゼです」
と言われました。
疲れてるんだろうな。
薫には会社を休むように言われたけど
やっぱり出勤。
仕事してる方が、いろんな事考えずに済むし。
直樹と最後のキスをしてから、なんだかちょっとだけ
気が楽になった。
いつまでもズルズル引きずってちゃダメだもん。
これでよかったんだ、…そう思う。
昨夜、薫と旅行の計画を立てた。
薫が休めるのかどうかは、ギモンだけどね。
でも「死ぬ気で有給とってくる」て言ってた。
あたしとの時間を埋めたいんだろうね。
あたしも、そうしたい。
あたしたちがこの先、結婚を決めたとき
直樹は義弟になって、家族となる。
そういうのも、意識せずに普通に交流できる日が
ちゃんと来るのかな。
あたしたちの赤ちゃんを、甥っ子姪っ子として
可愛がってくれる日が来るのかな。
結局、直樹との事ばかり考えてる自分がいて…。
もう情けない。
薫があんなに、あたしを愛してくれているのに
あたしは、結局何も薫の愛に応えられていない。
応えなきゃ、応えなきゃ、ってそればかり。
自分で自分がイヤでしょうがない。
朝から病院へ行って来たら「立派なカゼです」
と言われました。
疲れてるんだろうな。
薫には会社を休むように言われたけど
やっぱり出勤。
仕事してる方が、いろんな事考えずに済むし。
直樹と最後のキスをしてから、なんだかちょっとだけ
気が楽になった。
いつまでもズルズル引きずってちゃダメだもん。
これでよかったんだ、…そう思う。
昨夜、薫と旅行の計画を立てた。
薫が休めるのかどうかは、ギモンだけどね。
でも「死ぬ気で有給とってくる」て言ってた。
あたしとの時間を埋めたいんだろうね。
あたしも、そうしたい。
あたしたちがこの先、結婚を決めたとき
直樹は義弟になって、家族となる。
そういうのも、意識せずに普通に交流できる日が
ちゃんと来るのかな。
あたしたちの赤ちゃんを、甥っ子姪っ子として
可愛がってくれる日が来るのかな。
結局、直樹との事ばかり考えてる自分がいて…。
もう情けない。
薫があんなに、あたしを愛してくれているのに
あたしは、結局何も薫の愛に応えられていない。
応えなきゃ、応えなきゃ、ってそればかり。
自分で自分がイヤでしょうがない。
最後のキス。
2002年11月7日直樹が家に着替えを取りに来る。
その間、あたしは自宅で待機していろ、と言われたが…。
勝手に足が向かってしまってた。
「来ると思った」
玄関のカギを開けると
ちょっと怒った顔の直樹が立ってた。
その顔をみただけで、もうダメ。ノックアウト。
でも、抱きつきたい気持ちや、キスしたい気持ちは我慢しました。
「来て欲しかった?」
こっちも強気。
こういう事が言えるようになっただけでも進歩かな。
「ウン」
だって。
また胸が締め付けられてしまったわ。
「あっちの家、住みにくい?」
いくら母親の家と言えども、新しい旦那さんがいるから
落ち着くことは出来ないだろう。
「そうでもないよ、ほっといてもらってるから」
目を合わそうとせずに、荷物だけ詰め込んで
急いで帰ろうとしてる。
「コーヒーぐらい、飲もうよ」
と言っても、返事はノーだった。
玄関で靴を履く直樹の背中見つめて
ドア開ける直樹の背中見つめて
少しずつ遠のく直樹の背中見つめて
あたしはひたすらに祈り続けた。
お願い、振り返って。
祈る気持ち虚しく、直樹が門を出ていったので
諦めて、ドアを閉めようとした時、
門の向こう側で、あたしの方を振り返った。
胸がドキドキしている。
薫の悲痛の寝顔を思い出して、あたしの暴走を
くい止めていたけど、直樹の方が無理のようだった。
すごい勢いで玄関まで戻ってきて
「最後にキスしていい?」
と聞く。
最後なんてヤダ!
そう言うつもりで、横に首を振ったんだけど。
複雑な気持ちが入り混ざって、うまく言葉が出てこなかった。
脱力した直樹は、あたしの涙だけ拭って出ていった。
玄関でしばらく泣き続けた。
全然、諦め切れていない直樹への想いと
薫の愛情に答えなきゃならないプレッシャーに
押しつぶされて、泣き続けた。
泣き疲れて、気づくと真っ暗で
携帯を見たら8時を回っていた。
薫からメール
「帰りは9時ぐらいになる。ごめんね」
体の力という力が入らなくて、ゴハンの準備も
する気がない。
頭の中には直樹の顔だけがこびりついていて、
離れなかった。
最後のキスしておけばよかった。
そういう事しか考えれない。
だったら、最後のキス、しに行こう。
そう思ったら居ても立ってもいられなくて
すぐに直樹の所へ向かった。
直樹のお母さんが困った顔してた。
困った顔…というより迷惑そう。
それでも、「どうぞ」とあげてくれた。
部屋に案内してももらうと、
直樹はすごく驚いてた。
「どしたん?」
「最後のキスしに来た」
と言ったら、ちょっと笑ってた。
よく考えたら、笑えるような行動…。
自分って、何て人間なんだろう、とだんだん恥ずかしくなって
ちょっと直樹に八つ当たりしてみた。
「じゃぁ、最後のキスしたらすぐ帰んな」
と言って、あたしに近づいてくる。
最後なんだ、最後なんだ、ってズキズキきたけど
柔らかくあたしを抱きしめてくれた。
これも最後なんだ、って。
そういう風に思えば思うほど、自分たちの首閉めてる。
充分判ってるんだけど、どうしてもダメ。
長い長いキスをした。
やっぱり幸せな気分になった。
直樹の車で送ってもらって、バイバイって言った。
薫が帰ってきたのは9時半。
それまでに、ゴハンの準備もした。
帰ってきてからも、普通に振る舞った。
一緒に寝るのが、ちょっと苦痛だった…。
その間、あたしは自宅で待機していろ、と言われたが…。
勝手に足が向かってしまってた。
「来ると思った」
玄関のカギを開けると
ちょっと怒った顔の直樹が立ってた。
その顔をみただけで、もうダメ。ノックアウト。
でも、抱きつきたい気持ちや、キスしたい気持ちは我慢しました。
「来て欲しかった?」
こっちも強気。
こういう事が言えるようになっただけでも進歩かな。
「ウン」
だって。
また胸が締め付けられてしまったわ。
「あっちの家、住みにくい?」
いくら母親の家と言えども、新しい旦那さんがいるから
落ち着くことは出来ないだろう。
「そうでもないよ、ほっといてもらってるから」
目を合わそうとせずに、荷物だけ詰め込んで
急いで帰ろうとしてる。
「コーヒーぐらい、飲もうよ」
と言っても、返事はノーだった。
玄関で靴を履く直樹の背中見つめて
ドア開ける直樹の背中見つめて
少しずつ遠のく直樹の背中見つめて
あたしはひたすらに祈り続けた。
お願い、振り返って。
祈る気持ち虚しく、直樹が門を出ていったので
諦めて、ドアを閉めようとした時、
門の向こう側で、あたしの方を振り返った。
胸がドキドキしている。
薫の悲痛の寝顔を思い出して、あたしの暴走を
くい止めていたけど、直樹の方が無理のようだった。
すごい勢いで玄関まで戻ってきて
「最後にキスしていい?」
と聞く。
最後なんてヤダ!
そう言うつもりで、横に首を振ったんだけど。
複雑な気持ちが入り混ざって、うまく言葉が出てこなかった。
脱力した直樹は、あたしの涙だけ拭って出ていった。
玄関でしばらく泣き続けた。
全然、諦め切れていない直樹への想いと
薫の愛情に答えなきゃならないプレッシャーに
押しつぶされて、泣き続けた。
泣き疲れて、気づくと真っ暗で
携帯を見たら8時を回っていた。
薫からメール
「帰りは9時ぐらいになる。ごめんね」
体の力という力が入らなくて、ゴハンの準備も
する気がない。
頭の中には直樹の顔だけがこびりついていて、
離れなかった。
最後のキスしておけばよかった。
そういう事しか考えれない。
だったら、最後のキス、しに行こう。
そう思ったら居ても立ってもいられなくて
すぐに直樹の所へ向かった。
直樹のお母さんが困った顔してた。
困った顔…というより迷惑そう。
それでも、「どうぞ」とあげてくれた。
部屋に案内してももらうと、
直樹はすごく驚いてた。
「どしたん?」
「最後のキスしに来た」
と言ったら、ちょっと笑ってた。
よく考えたら、笑えるような行動…。
自分って、何て人間なんだろう、とだんだん恥ずかしくなって
ちょっと直樹に八つ当たりしてみた。
「じゃぁ、最後のキスしたらすぐ帰んな」
と言って、あたしに近づいてくる。
最後なんだ、最後なんだ、ってズキズキきたけど
柔らかくあたしを抱きしめてくれた。
これも最後なんだ、って。
そういう風に思えば思うほど、自分たちの首閉めてる。
充分判ってるんだけど、どうしてもダメ。
長い長いキスをした。
やっぱり幸せな気分になった。
直樹の車で送ってもらって、バイバイって言った。
薫が帰ってきたのは9時半。
それまでに、ゴハンの準備もした。
帰ってきてからも、普通に振る舞った。
一緒に寝るのが、ちょっと苦痛だった…。
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コワレ気味…。ちょっと追加。
2002年11月6日昨日の日記にも、薫のこの頃の焦りについて書いたけど
今日もその続き。
以前はほとんどと言っていいぐらい、セックスをしなかった。
家には弟の直樹が居るから、と言うのもあったけど
直樹が出かけている時でも、しない。
つきあって何年間か、最初の頃は別として
数えれるぐらいだったんじゃないかと思う。
ところがこの頃、あんな事があって
直樹が出ていって、あたしと一緒に暮らし始めてからは
ほぼ毎夜連続…。
それもちょっとコワレ気味。
キスマークの跡も、アザのように紫色になるまで
吸い続けたり、強く指を噛んだりする。
そういう事が今までになかったから…ちょっと恐い。
薫は、どういう気持ちなのかな…。
悔しい気持ち?
哀しい気持ち?
寂しい気持ち?
きっと、全て当てはまるだろう。
どうしたら、そういう気持ちの薫を癒すことができるんだろう。
体を繋げて、あたしの心を取り戻そうと必死な薫を
受け入れる事でしか、つぐなう事が出来ないのかな。
他に方法があればいいのに、と思う。
それから、今日やっと直樹に「お別れ」のメールを送信しました。
ちょっとの間だけでも、あたしを愛してくれてありがとう。
簡単に忘れれるような気持ちじゃなかったけど、
今は忘れる方向に向かっているよ。
薫を、幸せにしてあげたいから。それであたしも幸せになるから。
本当にごめんなさい。
返ってきたメールには
「こちらの方こそ、ごめんなさい」
と、まるで他人行儀な言葉だけだった。
何を考えているのか、つかみ取れない。
でももう、直樹の気持ちを探ることはタブーだから。
メモリから削除してしまおう。…と思う。
午後4時すぎ。
直樹からメール。
「そっちの家へ着替えを取りに行くから、おまえは実家へ帰ってて下さい」
おもいっきりあたしを避けてるんだね。
そこまでしなくていいのに。
ちょっと傷心…。
今日もその続き。
以前はほとんどと言っていいぐらい、セックスをしなかった。
家には弟の直樹が居るから、と言うのもあったけど
直樹が出かけている時でも、しない。
つきあって何年間か、最初の頃は別として
数えれるぐらいだったんじゃないかと思う。
ところがこの頃、あんな事があって
直樹が出ていって、あたしと一緒に暮らし始めてからは
ほぼ毎夜連続…。
それもちょっとコワレ気味。
キスマークの跡も、アザのように紫色になるまで
吸い続けたり、強く指を噛んだりする。
そういう事が今までになかったから…ちょっと恐い。
薫は、どういう気持ちなのかな…。
悔しい気持ち?
哀しい気持ち?
寂しい気持ち?
きっと、全て当てはまるだろう。
どうしたら、そういう気持ちの薫を癒すことができるんだろう。
体を繋げて、あたしの心を取り戻そうと必死な薫を
受け入れる事でしか、つぐなう事が出来ないのかな。
他に方法があればいいのに、と思う。
それから、今日やっと直樹に「お別れ」のメールを送信しました。
ちょっとの間だけでも、あたしを愛してくれてありがとう。
簡単に忘れれるような気持ちじゃなかったけど、
今は忘れる方向に向かっているよ。
薫を、幸せにしてあげたいから。それであたしも幸せになるから。
本当にごめんなさい。
返ってきたメールには
「こちらの方こそ、ごめんなさい」
と、まるで他人行儀な言葉だけだった。
何を考えているのか、つかみ取れない。
でももう、直樹の気持ちを探ることはタブーだから。
メモリから削除してしまおう。…と思う。
午後4時すぎ。
直樹からメール。
「そっちの家へ着替えを取りに行くから、おまえは実家へ帰ってて下さい」
おもいっきりあたしを避けてるんだね。
そこまでしなくていいのに。
ちょっと傷心…。
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焦り?
2002年11月5日この頃の薫は、あたしが逃げ出す事への恐怖が
焦りになって見え隠れしているのがヒシヒシと伝わる。
痛いぐらいに…。
一緒に眠る時も、手を繋いで眠るんだけど
繋いでいる手を振りほどこうとしても
離してくれなかったりする。
ふっと目を開けて、薫の顔を見ると
悲痛な顔して眠っている。
そういう薫を見ていると、彼のお母さんが
言った言葉を思い出す。
「ほんとは薫の方が甘えたがりなのよ」
そうかもしれない。
この人には、あたしが必要なんだ。
いつも甘えているのはあたしの方のように見えて
本当はあたしがずっと彼を甘やかしてきたんじゃないか。
…と思えてきた。
その悲痛の表情を見続けていると、眠れなくなる。
顔を近づけて唇を押し当てると、目を覚まして
「どうした?」と聞いてくる。
大事にしてくれて有難う、と言うと
あたしの頭を撫でてくれた。
薫が、悲痛の表情で眠らなくてもいいように
あたしはより一層の努力をしなきゃね。
焦りになって見え隠れしているのがヒシヒシと伝わる。
痛いぐらいに…。
一緒に眠る時も、手を繋いで眠るんだけど
繋いでいる手を振りほどこうとしても
離してくれなかったりする。
ふっと目を開けて、薫の顔を見ると
悲痛な顔して眠っている。
そういう薫を見ていると、彼のお母さんが
言った言葉を思い出す。
「ほんとは薫の方が甘えたがりなのよ」
そうかもしれない。
この人には、あたしが必要なんだ。
いつも甘えているのはあたしの方のように見えて
本当はあたしがずっと彼を甘やかしてきたんじゃないか。
…と思えてきた。
その悲痛の表情を見続けていると、眠れなくなる。
顔を近づけて唇を押し当てると、目を覚まして
「どうした?」と聞いてくる。
大事にしてくれて有難う、と言うと
あたしの頭を撫でてくれた。
薫が、悲痛の表情で眠らなくてもいいように
あたしはより一層の努力をしなきゃね。
見透かされてる?
2002年11月4日薫が、どうしてもやらなきゃならない仕事があると言うので
休日出勤…。
あ〜あ、またあたしは一人かぁ…。
この前に鍋パーティーをしたときに知り合いになった
すごく明るい女の人がメールをくれて
よかったら遊びにおいで、と言うので遠慮無く行ってきました。
あの鍋の日以降は、事態が悪化しているから
一部始終を愚痴混じりに聞いてもらった。
「ホントにそれでいいの?」
と何度も言われたけど、
そう言われるのが一番辛い…。
これでいい、と自分に言い聞かせているだけで
本当はどうしたいか、なんてよく判らないんだもん。
前日には、直樹もそこへお邪魔していたらしく
色々胸の内を話していったらしい。
聞いてしまうのが恐くて、しばらく聞かないって
言ってたんだけど
我慢できなかった。
でも聞かなきゃ良かった。と思った。
直樹はただひたすらに「諦めなくては」を繰り返すばかりで
見るに忍びなかったと彼女は言う。
そして、彼女はあたしを見て
「二人とも、見るに忍びないわ」
と言う。
第三者にはそう見えるんだ…。
って言うか、バレバレなんだなぁ…(汗)
夜になって薫が帰ってきて
いつものように、夕ご飯を二人で食べて
ゴロゴロしてても、あたしが上の空な事は
お見通し。
「直樹に会いたい」て顔に書いてあるのだろうか?
薫に優しくされると、余計シンドイ。
優しくされても、心が元に戻る可能性は微妙だよ。
休日出勤…。
あ〜あ、またあたしは一人かぁ…。
この前に鍋パーティーをしたときに知り合いになった
すごく明るい女の人がメールをくれて
よかったら遊びにおいで、と言うので遠慮無く行ってきました。
あの鍋の日以降は、事態が悪化しているから
一部始終を愚痴混じりに聞いてもらった。
「ホントにそれでいいの?」
と何度も言われたけど、
そう言われるのが一番辛い…。
これでいい、と自分に言い聞かせているだけで
本当はどうしたいか、なんてよく判らないんだもん。
前日には、直樹もそこへお邪魔していたらしく
色々胸の内を話していったらしい。
聞いてしまうのが恐くて、しばらく聞かないって
言ってたんだけど
我慢できなかった。
でも聞かなきゃ良かった。と思った。
直樹はただひたすらに「諦めなくては」を繰り返すばかりで
見るに忍びなかったと彼女は言う。
そして、彼女はあたしを見て
「二人とも、見るに忍びないわ」
と言う。
第三者にはそう見えるんだ…。
って言うか、バレバレなんだなぁ…(汗)
夜になって薫が帰ってきて
いつものように、夕ご飯を二人で食べて
ゴロゴロしてても、あたしが上の空な事は
お見通し。
「直樹に会いたい」て顔に書いてあるのだろうか?
薫に優しくされると、余計シンドイ。
優しくされても、心が元に戻る可能性は微妙だよ。
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残酷。
2002年11月3日薫と二人で生活しはじめて、まだ数日だけども
それなりに楽しく過ごしている。
決してあたしに嫌な思いをさせまいと、
努力してくれている、薫の姿を見ていると
いかに自分が罪人か、恥ずかしくなる。
それでも薫は、あたしの中にまだ残っている
直樹の存在を時々意識しているみたい。
直樹との何週間かの交わりを、遠回しに質問されたり
今でも想いが残っているのか、聞きたがったりする。
当然の事だよね。
まったくの他人に寝取られたのとは訳が違うだろうから。
あたしはそのたびに、残酷な話を薫に聞かせてしまう。
でも決して隠しちゃダメなんだと思う。
もう一度薫に着いていくつもりなら
隠したり、無くしたりしてはいけないんじゃないかと思ってる。
どういう経緯で、直樹に惚れたのか…
そんな事あたしにしてみても本当のところ判らない。
人が人を愛おしいと思う瞬間なんて
ものすごく微妙な瞬間だと思ってるもん。
残酷だ、残酷だ、…薫の前ではそう思いながらも
あたしはまだ、直樹の匂いを探してる。
直樹の顔を見なくなってまだ数日。
今度会ったとき、どんな顔をしたらいいの?
どんな言葉を交わせばいいの?
キスしちゃダメなの?
それなりに楽しく過ごしている。
決してあたしに嫌な思いをさせまいと、
努力してくれている、薫の姿を見ていると
いかに自分が罪人か、恥ずかしくなる。
それでも薫は、あたしの中にまだ残っている
直樹の存在を時々意識しているみたい。
直樹との何週間かの交わりを、遠回しに質問されたり
今でも想いが残っているのか、聞きたがったりする。
当然の事だよね。
まったくの他人に寝取られたのとは訳が違うだろうから。
あたしはそのたびに、残酷な話を薫に聞かせてしまう。
でも決して隠しちゃダメなんだと思う。
もう一度薫に着いていくつもりなら
隠したり、無くしたりしてはいけないんじゃないかと思ってる。
どういう経緯で、直樹に惚れたのか…
そんな事あたしにしてみても本当のところ判らない。
人が人を愛おしいと思う瞬間なんて
ものすごく微妙な瞬間だと思ってるもん。
残酷だ、残酷だ、…薫の前ではそう思いながらも
あたしはまだ、直樹の匂いを探してる。
直樹の顔を見なくなってまだ数日。
今度会ったとき、どんな顔をしたらいいの?
どんな言葉を交わせばいいの?
キスしちゃダメなの?
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キスして。
2002年11月2日昨夜、薫と二人で誕生日パーティーをした。
二人だけで、当日は祝えなかったあたしの25回目の誕生日。
買ってきてくれたケーキに
「I Love you」と書いてあった。
ローソクを吹き消して、何度もその文字を
口に出して読んでいたら
「それ、電話で注文するのすごく恥ずかしかった」
と笑っていた。
ちょっとキザな事でも、あたしはすごく心に響いたよ。
嬉しかった。
それから、渡すつもりだったプレゼントももらった。
ペアリング。
何年も前から欲しがっていたリング。
あたしと薫が愛し合っている証拠が欲しいと
おねだりをしてたっけ。
そういうものがないと、愛を信じてないの?と
笑われてたんだ。
今年は、どうしてこれを買う気になったのかな。
「いずれは、結婚しような」
リングをつけた手をまじまじと見つめていたら
薫が急にそう言い出した。付け加えて、
「今は…無理やろ?」
とも言った。
あたしは、無言のままリングを見つめ続けた。
薫の大きな手にもリングがキラキラ光ってて…。
「なんで、あたしの事も直樹の事も怒らないの?」
ずっと聞きたかった事を、やっと聞けた。
薫はしばらく考えているみたいだった。
…と言うより、言葉を選んでいる感じに見えた。
長い長い沈黙の後、出てきた言葉は
「失いたくないから」
だった。
納得…。
あたしがいかに愛されているかも、改めて実感。
あったかい気分。
初めて、薫にキスを求める事が出来た。
照れくさそうにキスをくれる薫に、久しぶりに
愛おしいという気持ちが沸いてきたのでした。
二人だけで、当日は祝えなかったあたしの25回目の誕生日。
買ってきてくれたケーキに
「I Love you」と書いてあった。
ローソクを吹き消して、何度もその文字を
口に出して読んでいたら
「それ、電話で注文するのすごく恥ずかしかった」
と笑っていた。
ちょっとキザな事でも、あたしはすごく心に響いたよ。
嬉しかった。
それから、渡すつもりだったプレゼントももらった。
ペアリング。
何年も前から欲しがっていたリング。
あたしと薫が愛し合っている証拠が欲しいと
おねだりをしてたっけ。
そういうものがないと、愛を信じてないの?と
笑われてたんだ。
今年は、どうしてこれを買う気になったのかな。
「いずれは、結婚しような」
リングをつけた手をまじまじと見つめていたら
薫が急にそう言い出した。付け加えて、
「今は…無理やろ?」
とも言った。
あたしは、無言のままリングを見つめ続けた。
薫の大きな手にもリングがキラキラ光ってて…。
「なんで、あたしの事も直樹の事も怒らないの?」
ずっと聞きたかった事を、やっと聞けた。
薫はしばらく考えているみたいだった。
…と言うより、言葉を選んでいる感じに見えた。
長い長い沈黙の後、出てきた言葉は
「失いたくないから」
だった。
納得…。
あたしがいかに愛されているかも、改めて実感。
あったかい気分。
初めて、薫にキスを求める事が出来た。
照れくさそうにキスをくれる薫に、久しぶりに
愛おしいという気持ちが沸いてきたのでした。
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再スタート。
2002年11月1日彼たちのお母さんは、あたしたち3人の状況を
知らないので、突然「当分の間、住まわせて」と
言ってきた直樹に、驚いているらしい。
お母さんを困惑させるのも悪いし、事情も説明しないで
暮らす直樹の方も辛いだろうし…。
そう思って、夕方直樹と二人でお母さんの店
(美容院経営)
へ会いに行った。
店の奥で3人で話して、お母さんは
「驚いたわぁ」と言うばかり。
そりゃそうよねぇ。
よくある話に見えるけど、こういう事って
実際はあんまりないように思うもん。
「ま、そういう事なんで、しばらくよろしく」
と直樹は言って、一人で帰って行った。
少しの荷物を持って、先にお母さんの家に行ってる
って言ってた。
店を出ていく直樹を見てるのは、すごく辛かった。
なんとなく…一生会えないんじゃないかってぐらいに
切ない気持ちになった。
直樹が歩いているのを、見えなくなるまで見ていたあたしに
お母さんはこう話しかけてきた。
「本当のところ、どうしたいの?」
あたしが無理してるのは、あからさまだったろうか。
だから本心をお母さんに語ったけど
秘密厳守を約束してもらった。
「あの子たち、本当にいい子たちでしょ?」
本心をうち明けた後は、何も心配いならいよと
あたしをなだめてくれていた。
「薫の悪い所は、人の気持ちに気づくのが遅い事で…。
直樹の悪い所は、人の気持ちに早く気づき過ぎる事で…。
正反対のあの子の間で悩む、あなたの気持ちは
なんとなく判る気がするわぁ」
と笑ってくれた。
お礼を言って帰ろうとすると、
「でもね、直樹より薫の方が、ずっとずっと甘えたがりなのよ」
と教えてくれた。
そうなんだぁ…。なんだかいまいちピンとこないけど…。
産んで育てた母親がそう言うんだから
本当の所はそうなのかもしれないな。
家に帰ったら(薫の家)、もう直樹はいなくて
薫もまだ帰って来ていなくて
静かな部屋で一人いるのが、ものすごく寂しかった。
涙ばっかり流れてくるし、我が儘な気持ちにばかりなる。
こうしちゃいられないから…と思って
薫の携帯に電話をかけた。
「何時ぐらいになる?」て聞いた。
こんな電話を入れたのは初めて。
こういう電話を入れて、負担をかけたくなかったから。
でもこれからは、こうやって甘えて行こうと思う。
薫の事だから、きっと切実な態度をとってくれるはず。
電話の向こうからは
「すぐ帰るね」
と優しい声。
つくづく尊敬しちゃうよ。
本当にすぐ帰ってきた薫と、一緒にごはんを食べて
一緒にテレビを見て、笑ったり、話をしたりして
少しの間、直樹の事を忘れていた。
「ごめんね」
て謝ると、薫は首を横に振って、あたしを抱き寄せた。
実は、薫に全てを話した時から、あたしが薫に謝ったのは
昨日が初めて。
何で「ごめん」の一言が出てこなかったのか
今でもよく判らなくて、…どうして昨日は薫に
「ごめんね」て言えたのか、本当に判らない。
直樹がいない、だだっ広い家で二人きり。
あたしは、しばらく薫と生活しようと思っています。
知らないので、突然「当分の間、住まわせて」と
言ってきた直樹に、驚いているらしい。
お母さんを困惑させるのも悪いし、事情も説明しないで
暮らす直樹の方も辛いだろうし…。
そう思って、夕方直樹と二人でお母さんの店
(美容院経営)
へ会いに行った。
店の奥で3人で話して、お母さんは
「驚いたわぁ」と言うばかり。
そりゃそうよねぇ。
よくある話に見えるけど、こういう事って
実際はあんまりないように思うもん。
「ま、そういう事なんで、しばらくよろしく」
と直樹は言って、一人で帰って行った。
少しの荷物を持って、先にお母さんの家に行ってる
って言ってた。
店を出ていく直樹を見てるのは、すごく辛かった。
なんとなく…一生会えないんじゃないかってぐらいに
切ない気持ちになった。
直樹が歩いているのを、見えなくなるまで見ていたあたしに
お母さんはこう話しかけてきた。
「本当のところ、どうしたいの?」
あたしが無理してるのは、あからさまだったろうか。
だから本心をお母さんに語ったけど
秘密厳守を約束してもらった。
「あの子たち、本当にいい子たちでしょ?」
本心をうち明けた後は、何も心配いならいよと
あたしをなだめてくれていた。
「薫の悪い所は、人の気持ちに気づくのが遅い事で…。
直樹の悪い所は、人の気持ちに早く気づき過ぎる事で…。
正反対のあの子の間で悩む、あなたの気持ちは
なんとなく判る気がするわぁ」
と笑ってくれた。
お礼を言って帰ろうとすると、
「でもね、直樹より薫の方が、ずっとずっと甘えたがりなのよ」
と教えてくれた。
そうなんだぁ…。なんだかいまいちピンとこないけど…。
産んで育てた母親がそう言うんだから
本当の所はそうなのかもしれないな。
家に帰ったら(薫の家)、もう直樹はいなくて
薫もまだ帰って来ていなくて
静かな部屋で一人いるのが、ものすごく寂しかった。
涙ばっかり流れてくるし、我が儘な気持ちにばかりなる。
こうしちゃいられないから…と思って
薫の携帯に電話をかけた。
「何時ぐらいになる?」て聞いた。
こんな電話を入れたのは初めて。
こういう電話を入れて、負担をかけたくなかったから。
でもこれからは、こうやって甘えて行こうと思う。
薫の事だから、きっと切実な態度をとってくれるはず。
電話の向こうからは
「すぐ帰るね」
と優しい声。
つくづく尊敬しちゃうよ。
本当にすぐ帰ってきた薫と、一緒にごはんを食べて
一緒にテレビを見て、笑ったり、話をしたりして
少しの間、直樹の事を忘れていた。
「ごめんね」
て謝ると、薫は首を横に振って、あたしを抱き寄せた。
実は、薫に全てを話した時から、あたしが薫に謝ったのは
昨日が初めて。
何で「ごめん」の一言が出てこなかったのか
今でもよく判らなくて、…どうして昨日は薫に
「ごめんね」て言えたのか、本当に判らない。
直樹がいない、だだっ広い家で二人きり。
あたしは、しばらく薫と生活しようと思っています。
キスマーク。
2002年10月31日薫は、またも定時に帰宅。
仕事はどうなってるんだろう…。ちょっと心配。
薫と久しぶりに、外食。
薫と久しぶりに、映画。
薫と久しぶりにキスをして、久しぶりにHした。
左の首筋と、背中や肩なんかを痛いぐらい吸われた。
薫があんな事するなんて、思ってもなかった。
正直、ドキマギしてしまった。
あ、さすがに家ではHできませんから…。
これまたあたしにとっては初めてのラブホテル(汗)
「時間かかっていいから、アイツの事は忘れて」
そういう言葉も、痛いけど
そういう風に言ってる本人はもっと痛いよね。
できれば、そうしたい所だけどね。
本当はまだ、薫とはHが出来る気持ちじゃなかった。
だけど、ホテルに行くよ?て半ば強引だったし
それを拒否したら、あたしは直樹へ突っ走ってしまう。
でもね、いざ抱き合ってみたら
それほど嫌じゃなかった。
いったい何なんだろう、あたし。
構ってほしいだけの、発情したメスなのかなぁ。
みっともない。
日記だから、自分を厳しく見つめるけど。
でも日記だから、甘く自分を見つめると
直樹の事が頭から離れない。
首筋や肩に残る、赤い跡を鏡で何度見ても
胸がぎゅぅってなる事はないんだよね。
だらしない女だね。
自分が嫌い…。
大嫌い。
昨日観た映画『エンジェル・アイズ』
あたしが「これ観たい」って言ったんだけど
すごく良かった。
辛い過去を抱えた者同士の、ソウルフルな恋愛の話だった。
あたしもタフな女になりたい。
今日の午後2時、直樹からメール。
「しばらく母親の家で生活することにした。
しばらく会わない方がいいかと思って。
今はまだ気持ちは前と同じ。…かそれ以上かな。
気持ち落ち着くか、爆発するか、どっちかだと思うよ。
どっちかな?…とりあえず、今はごめんな」
2、3日前、薫と直樹は何を話したんだろう。
薫は直樹に何て言ったのか。
直樹は薫に何か言ったのか。
それが知りたいんだけど、教えてくれない。
「そんなの寂しい」って返信したけど
返事は来ません…。
仕事はどうなってるんだろう…。ちょっと心配。
薫と久しぶりに、外食。
薫と久しぶりに、映画。
薫と久しぶりにキスをして、久しぶりにHした。
左の首筋と、背中や肩なんかを痛いぐらい吸われた。
薫があんな事するなんて、思ってもなかった。
正直、ドキマギしてしまった。
あ、さすがに家ではHできませんから…。
これまたあたしにとっては初めてのラブホテル(汗)
「時間かかっていいから、アイツの事は忘れて」
そういう言葉も、痛いけど
そういう風に言ってる本人はもっと痛いよね。
できれば、そうしたい所だけどね。
本当はまだ、薫とはHが出来る気持ちじゃなかった。
だけど、ホテルに行くよ?て半ば強引だったし
それを拒否したら、あたしは直樹へ突っ走ってしまう。
でもね、いざ抱き合ってみたら
それほど嫌じゃなかった。
いったい何なんだろう、あたし。
構ってほしいだけの、発情したメスなのかなぁ。
みっともない。
日記だから、自分を厳しく見つめるけど。
でも日記だから、甘く自分を見つめると
直樹の事が頭から離れない。
首筋や肩に残る、赤い跡を鏡で何度見ても
胸がぎゅぅってなる事はないんだよね。
だらしない女だね。
自分が嫌い…。
大嫌い。
昨日観た映画『エンジェル・アイズ』
あたしが「これ観たい」って言ったんだけど
すごく良かった。
辛い過去を抱えた者同士の、ソウルフルな恋愛の話だった。
あたしもタフな女になりたい。
今日の午後2時、直樹からメール。
「しばらく母親の家で生活することにした。
しばらく会わない方がいいかと思って。
今はまだ気持ちは前と同じ。…かそれ以上かな。
気持ち落ち着くか、爆発するか、どっちかだと思うよ。
どっちかな?…とりあえず、今はごめんな」
2、3日前、薫と直樹は何を話したんだろう。
薫は直樹に何て言ったのか。
直樹は薫に何か言ったのか。
それが知りたいんだけど、教えてくれない。
「そんなの寂しい」って返信したけど
返事は来ません…。
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泣き虫。
2002年10月30日今日の午前中、内緒で直樹と会ってた。
直樹も仕事を抜け出して来てくれた。
こんなコソコソしか会えないのは当然なんだけど
別に不倫じゃないんだからねぇ…。
ファミレスで何杯もコーヒーをおかわりして
期限だけがどんどん近づいて、結局何も大事な話には
踏み込めなくて、無駄に時間が過ぎてしまった。
言葉に出来ない複雑な気持ちばかり。
言ってしまったら、周りがどれだけ迷惑するだろうか。
もうそろそろ、行かないとダメなんじゃない?
と聞くと、ウンウンと頷いてちょっとだけ笑ってくれた。
直樹もずいぶん、辛そうだった。
辛そうに
「引かざるを得ない」
て言った。
あたしの事を諦めるって事だよね?
直樹がそういう答えを出したなら、仕方がない。
あたしは素直に従うしかない。
今は辛いけど、我慢しなくちゃダメなんだ。
ここで泣いたら、また後戻りだから。
グッと堪えて…。堪えようとすると余計に辛いんだけど
ひたすらに我慢。
薫の為に、我慢。
直樹の為にも我慢。
店を出て、直樹が背中を撫でに来てくれて
優しくしないで、って思いながらも…
直樹の一部分があたしの体に触れてるってだけで
体が切り刻まれてるぐらい、痛かった。
嬉しくて嬉しくて、痛かった。
堪えていた涙も、我慢しきれなかった。
ああ、また後戻りだ。
泣き虫だね、あたしって。
「愛してるよ」車に隠れてあたしを抱いてくれて
頬と頬とをくっつけて、愛を確認し合った。
ごめんね、やっぱり気持ちに区切りがつかないよ…。
小さな頃から、あたしを可愛がってくれていた
薫と直樹は、近所の幼なじみで、あたしのお姉ちゃんも
二人の事が大好きだった。
背が高くて、頼れるお兄さんの薫と
ちょっと悪だけど、憎めない弟の直樹。
あたしは高校生の時からずっと薫が好きだった。
仕事人間の薫から、去っていく女の人もいた。
そういうのを知っていても、大好きだった。
実は、あたしたちがつきあえるようになったキカッケは
ウチのお姉ちゃんの押し切りからなんです(汗)
ウチのお姉ちゃんと薫は同級生なので
「ウチの妹、あんたの事が好きらしいから彼女にしたって」
…と(爆)
そんな押し切りの割には、ホント大事にしてもらってる。
ちなみに、ウチのお姉ちゃんは薫の先輩と結婚したんだけども。
あたしの家族は、まさかあたしが薫と直樹の間で
悩んでるなんて知らないし、さっさと薫の嫁になればいい
なんて思われてるし…。
裏切る事なんて出来ない…。
直樹に触れたいよぉ…。
直樹も仕事を抜け出して来てくれた。
こんなコソコソしか会えないのは当然なんだけど
別に不倫じゃないんだからねぇ…。
ファミレスで何杯もコーヒーをおかわりして
期限だけがどんどん近づいて、結局何も大事な話には
踏み込めなくて、無駄に時間が過ぎてしまった。
言葉に出来ない複雑な気持ちばかり。
言ってしまったら、周りがどれだけ迷惑するだろうか。
もうそろそろ、行かないとダメなんじゃない?
と聞くと、ウンウンと頷いてちょっとだけ笑ってくれた。
直樹もずいぶん、辛そうだった。
辛そうに
「引かざるを得ない」
て言った。
あたしの事を諦めるって事だよね?
直樹がそういう答えを出したなら、仕方がない。
あたしは素直に従うしかない。
今は辛いけど、我慢しなくちゃダメなんだ。
ここで泣いたら、また後戻りだから。
グッと堪えて…。堪えようとすると余計に辛いんだけど
ひたすらに我慢。
薫の為に、我慢。
直樹の為にも我慢。
店を出て、直樹が背中を撫でに来てくれて
優しくしないで、って思いながらも…
直樹の一部分があたしの体に触れてるってだけで
体が切り刻まれてるぐらい、痛かった。
嬉しくて嬉しくて、痛かった。
堪えていた涙も、我慢しきれなかった。
ああ、また後戻りだ。
泣き虫だね、あたしって。
「愛してるよ」車に隠れてあたしを抱いてくれて
頬と頬とをくっつけて、愛を確認し合った。
ごめんね、やっぱり気持ちに区切りがつかないよ…。
小さな頃から、あたしを可愛がってくれていた
薫と直樹は、近所の幼なじみで、あたしのお姉ちゃんも
二人の事が大好きだった。
背が高くて、頼れるお兄さんの薫と
ちょっと悪だけど、憎めない弟の直樹。
あたしは高校生の時からずっと薫が好きだった。
仕事人間の薫から、去っていく女の人もいた。
そういうのを知っていても、大好きだった。
実は、あたしたちがつきあえるようになったキカッケは
ウチのお姉ちゃんの押し切りからなんです(汗)
ウチのお姉ちゃんと薫は同級生なので
「ウチの妹、あんたの事が好きらしいから彼女にしたって」
…と(爆)
そんな押し切りの割には、ホント大事にしてもらってる。
ちなみに、ウチのお姉ちゃんは薫の先輩と結婚したんだけども。
あたしの家族は、まさかあたしが薫と直樹の間で
悩んでるなんて知らないし、さっさと薫の嫁になればいい
なんて思われてるし…。
裏切る事なんて出来ない…。
直樹に触れたいよぉ…。
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温もり。
2002年10月29日夕方、直樹は迎えに来なかった。
家に行っても、部屋に入ったっきり出てこない。
夕食の支度が出来ても降りて来ない。
胸が痛いー!
あんな事があった翌日だからか?薫は定時で帰宅。
仕事はどうしたんだろ…。
「今まで、仕事の事ばっか考えながら、ごはん食べてたから気づきもしなかったけど、美味しいね。ちゃんと気づけなくてごめん」
と言い、たくさん食べてくれた。
無理してくれてるんだなぁ…て感じだけどね、
ちょっと嬉しかった。無理してまであたしに
気遣ってくれてるんだから…。
愛されてる実感が沸々と感じ取れた。
あたしは幸せものなんだ。
食事の後、薫は直樹の部屋に食事を持って行ってくれた。
しばらく話をしていたようで、なかなか戻って来なかったけども。
戻って来てからは、久しぶりに薫の部屋で二人きりになって
ずっとずっと抱きしめられていた。
「どうしてもイヤなら言って」
と常にあたしを気遣う薫。
あたしの心の中に、まだ直樹の存在があるのに
直樹の存在ごと、あたしを受け入れてくれてる
この人って、器の大きい人だとつくづく尊敬した。
直樹の気持ちが知りたいよ。
このままでいいのかどうか…。
「好き」
メールだけじゃイヤだよ。
昨夜はいつのまにか、薫のベッドで眠ってしまっていた。
久しぶりに熟睡できたような気がする。
どうしてかな、それだけの安心感が薫にはあるのかな。
隣には、眠れなかったような顔した薫がいた。
「家に電話しておいたから」
と言って、また優しく笑う。
ウチのお母さんは、薫に対して絶大な信頼感を持っているので
何をしようがお構いなし。
早くお嫁さんにしてもらえとうるさいぐらい。
お母さんにも、直樹との事言ったらビックリするだろうな。
お母さんには言えない…。
困らせたくない。
直樹は昔ちょっとしたワルだったから印象悪いし…(汗)
でも、あたしと薫が抱き合って眠った事を
知っている真上の部屋の直樹を想うと、
急に胸が苦しくなって、涙がボロボロこぼれてしまった。
薫はただ、声を上げて泣くあたしを、温かい体で包み込んで
まるで赤ちゃんをあやすように、背中を撫でていてくれた。
秋の早朝、もうすぐそこまで冬が迫ってきていて
人肌が一番温かく、幸せだと感じられるいい季節だね。
あたしの気持ちにも、そろそろ区切りがつきそうな予感…。
家に行っても、部屋に入ったっきり出てこない。
夕食の支度が出来ても降りて来ない。
胸が痛いー!
あんな事があった翌日だからか?薫は定時で帰宅。
仕事はどうしたんだろ…。
「今まで、仕事の事ばっか考えながら、ごはん食べてたから気づきもしなかったけど、美味しいね。ちゃんと気づけなくてごめん」
と言い、たくさん食べてくれた。
無理してくれてるんだなぁ…て感じだけどね、
ちょっと嬉しかった。無理してまであたしに
気遣ってくれてるんだから…。
愛されてる実感が沸々と感じ取れた。
あたしは幸せものなんだ。
食事の後、薫は直樹の部屋に食事を持って行ってくれた。
しばらく話をしていたようで、なかなか戻って来なかったけども。
戻って来てからは、久しぶりに薫の部屋で二人きりになって
ずっとずっと抱きしめられていた。
「どうしてもイヤなら言って」
と常にあたしを気遣う薫。
あたしの心の中に、まだ直樹の存在があるのに
直樹の存在ごと、あたしを受け入れてくれてる
この人って、器の大きい人だとつくづく尊敬した。
直樹の気持ちが知りたいよ。
このままでいいのかどうか…。
「好き」
メールだけじゃイヤだよ。
昨夜はいつのまにか、薫のベッドで眠ってしまっていた。
久しぶりに熟睡できたような気がする。
どうしてかな、それだけの安心感が薫にはあるのかな。
隣には、眠れなかったような顔した薫がいた。
「家に電話しておいたから」
と言って、また優しく笑う。
ウチのお母さんは、薫に対して絶大な信頼感を持っているので
何をしようがお構いなし。
早くお嫁さんにしてもらえとうるさいぐらい。
お母さんにも、直樹との事言ったらビックリするだろうな。
お母さんには言えない…。
困らせたくない。
直樹は昔ちょっとしたワルだったから印象悪いし…(汗)
でも、あたしと薫が抱き合って眠った事を
知っている真上の部屋の直樹を想うと、
急に胸が苦しくなって、涙がボロボロこぼれてしまった。
薫はただ、声を上げて泣くあたしを、温かい体で包み込んで
まるで赤ちゃんをあやすように、背中を撫でていてくれた。
秋の早朝、もうすぐそこまで冬が迫ってきていて
人肌が一番温かく、幸せだと感じられるいい季節だね。
あたしの気持ちにも、そろそろ区切りがつきそうな予感…。
結果。
2002年10月27日全て話した後の薫の答え。
「別れない。…そういう事があったからこそ、今は別れない」
一度もあたしを怒ったり責めたりせず、
ただひたすらあたしの手を強く握りしめ続けていた。
あたしより冷静なんじゃないかと思うほどで
逆に恐いぐらいだった。
いっそのこと、キレて叩かれたり喧嘩になる方が
スッキリするかもしれないのに。
結局、一日外でデートしてせっかく楽しく、久しぶりに
恋人同士の感覚を味わえたのに、あたしの告白で
記憶に残るようなデートにはならなかった。
とりあえず、直樹の待つ家に戻ることになって
戻って3人でちゃんと話をする事になった。
朝、薫はあたしにとびきりの笑顔で
「誕生日おめでとう」
と言ってくれた。
すごく嬉しかったけど、
あたしにとっては、日付が27日になったと同時にくれた
「誕生日おめでとう、生まれてくれてありがとう」
この直樹のメールの方が胸に響いたんだよ。
どうしても説明できないけど
今のあたしは、直樹に側に居て欲しいんだ。
家に帰って、3人で顔を合わせて
3人ともすぐには言葉に出来なかったけど
薫が一番最初に
「誰のことも責められん、俺も気のつかない男やし」
と言い
「けどでも、こんな状況で別れるなんて出来ん」
と強く言った。
薫がそういうなら、
あたしは従わなければいけないんじゃないか。
…と思う。
諦める事に慣れてしまって、また今回もこうやって
直樹への想いを諦めなきゃいけない時が来たんだって
自分に言い聞かせていた。
それを察したのか、直樹は
「んなら、もう少し構ってやれよ。思いやりを持ってやれ!」
と大声で言い放って、去っていった。
解決したのかしていないのか、あたしには判らない。
だけど、まだあたしは薫の彼女である事に違いない。
これから、どうなっていくんだろう…。
「別れない。…そういう事があったからこそ、今は別れない」
一度もあたしを怒ったり責めたりせず、
ただひたすらあたしの手を強く握りしめ続けていた。
あたしより冷静なんじゃないかと思うほどで
逆に恐いぐらいだった。
いっそのこと、キレて叩かれたり喧嘩になる方が
スッキリするかもしれないのに。
結局、一日外でデートしてせっかく楽しく、久しぶりに
恋人同士の感覚を味わえたのに、あたしの告白で
記憶に残るようなデートにはならなかった。
とりあえず、直樹の待つ家に戻ることになって
戻って3人でちゃんと話をする事になった。
朝、薫はあたしにとびきりの笑顔で
「誕生日おめでとう」
と言ってくれた。
すごく嬉しかったけど、
あたしにとっては、日付が27日になったと同時にくれた
「誕生日おめでとう、生まれてくれてありがとう」
この直樹のメールの方が胸に響いたんだよ。
どうしても説明できないけど
今のあたしは、直樹に側に居て欲しいんだ。
家に帰って、3人で顔を合わせて
3人ともすぐには言葉に出来なかったけど
薫が一番最初に
「誰のことも責められん、俺も気のつかない男やし」
と言い
「けどでも、こんな状況で別れるなんて出来ん」
と強く言った。
薫がそういうなら、
あたしは従わなければいけないんじゃないか。
…と思う。
諦める事に慣れてしまって、また今回もこうやって
直樹への想いを諦めなきゃいけない時が来たんだって
自分に言い聞かせていた。
それを察したのか、直樹は
「んなら、もう少し構ってやれよ。思いやりを持ってやれ!」
と大声で言い放って、去っていった。
解決したのかしていないのか、あたしには判らない。
だけど、まだあたしは薫の彼女である事に違いない。
これから、どうなっていくんだろう…。
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決着の前日。
2002年10月26日あたしは既に、決めていた。
明日、薫に全てを話す事を。
それを伝えに直樹に会った。
どんな結果でも、受け入れて欲しいと思うから。
ただ何も言わずに頷いている直樹を見て
どんな罰でも受けようと思えた。
明日、薫に全てを話す事を。
それを伝えに直樹に会った。
どんな結果でも、受け入れて欲しいと思うから。
ただ何も言わずに頷いている直樹を見て
どんな罰でも受けようと思えた。
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ヤキモチ。
2002年10月25日直樹の携帯に彼女だった子から電話があったみたいで
あたしが夕食の準備をするすぐ側で
フツーに会話してるのが、あたしにはちょっとイライラ。
これってやっぱり、嫉妬?…だよねぇ。
直樹と彼女は、3年ぐらいつきあってた。
何度か会った事もあるけど、活発な人だった。
二人が別れた理由とか、聞かなかったけど
今更何だって言うんだろ…。
電話が終わって、台所にやってきた直樹に
ちょっと冷たい態度をとってしまったら
「嫉妬?」って笑ってた。
それでも無視しつづけたあたしに、どうやらキレたようで…。
「勘弁してよ、こっちはいつだって玄関で、どんな想いでオマエら見送ると思っとるんさ」
…ごもっとも。
ごめんなさいです。心底反省。
「ごめんなさい」と謝ってからも、しばらくあたしが沈み込んでいたら
直樹は思いもよならい事を言いだした。
「うそうそ、ごめんな。お願い嫌わんといて?」
そう言って、あたしを強く抱いて
「兄貴んトコ、戻らんといてや。お願い、もう戻らんといてや」
と、泣きながら言った。
どうしよう、愛おしすぎる…。
日曜日には、必ず答えを出そう。
と、そう思います。
あたしが夕食の準備をするすぐ側で
フツーに会話してるのが、あたしにはちょっとイライラ。
これってやっぱり、嫉妬?…だよねぇ。
直樹と彼女は、3年ぐらいつきあってた。
何度か会った事もあるけど、活発な人だった。
二人が別れた理由とか、聞かなかったけど
今更何だって言うんだろ…。
電話が終わって、台所にやってきた直樹に
ちょっと冷たい態度をとってしまったら
「嫉妬?」って笑ってた。
それでも無視しつづけたあたしに、どうやらキレたようで…。
「勘弁してよ、こっちはいつだって玄関で、どんな想いでオマエら見送ると思っとるんさ」
…ごもっとも。
ごめんなさいです。心底反省。
「ごめんなさい」と謝ってからも、しばらくあたしが沈み込んでいたら
直樹は思いもよならい事を言いだした。
「うそうそ、ごめんな。お願い嫌わんといて?」
そう言って、あたしを強く抱いて
「兄貴んトコ、戻らんといてや。お願い、もう戻らんといてや」
と、泣きながら言った。
どうしよう、愛おしすぎる…。
日曜日には、必ず答えを出そう。
と、そう思います。
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息抜き。
2002年10月24日昨夜は、直樹が友達の家で鍋囲むから
一緒に行こうと誘ってくれた。
ちょうど、薫も打合せで遅くなると言っていたので
参加してみることに。
お邪魔した先は、同棲中のカップルで
明るくて、楽しそうないい雰囲気だった。
もう1組、カップルでの参加で、計6人。
だけど、あたしたちは恋人同士じゃないんだよね…。
でも直樹は、すがすがしいとさえ思うほどに
「兄貴の彼女やけど、惚れてしまったんや」
と宣言してた。
激しく突っ込まれて、全て自供しちゃったけど(笑)
で、あたしたちの微妙な関係もバレたところで
あたしは本当に肩の荷が降りたように気楽になって、すごく楽しめた。
ここんとこ、ずっと息が詰まってたから
いい息抜きになったのかも。
遅くまで、みんなで喋って笑って。
初対面だと言うのに、みんなすごく優しくて
(初対面だから優しいのか…)
その同棲中のカップルの彼女さんは
「自分で貯め込むのはよくないから、何でも話しにおいで!」
と、言ってくれた。
ものすごく嬉しかった。
なんか、自分って薫を裏切るような事して
罪悪感につぶされて、ちっちゃくなってしまってたんだけど
ここに来たら、考え方も変わったように思う。
もう少し、ゆっくりと時間をかけて
あたしの考えをまとめていこうと思う。
誕生日まであと、3日。
薫と過ごす久しぶりの日曜日。
一日一緒に過ごしてみたら、ちゃんと答えが出るような気がするんだ。
一緒に行こうと誘ってくれた。
ちょうど、薫も打合せで遅くなると言っていたので
参加してみることに。
お邪魔した先は、同棲中のカップルで
明るくて、楽しそうないい雰囲気だった。
もう1組、カップルでの参加で、計6人。
だけど、あたしたちは恋人同士じゃないんだよね…。
でも直樹は、すがすがしいとさえ思うほどに
「兄貴の彼女やけど、惚れてしまったんや」
と宣言してた。
激しく突っ込まれて、全て自供しちゃったけど(笑)
で、あたしたちの微妙な関係もバレたところで
あたしは本当に肩の荷が降りたように気楽になって、すごく楽しめた。
ここんとこ、ずっと息が詰まってたから
いい息抜きになったのかも。
遅くまで、みんなで喋って笑って。
初対面だと言うのに、みんなすごく優しくて
(初対面だから優しいのか…)
その同棲中のカップルの彼女さんは
「自分で貯め込むのはよくないから、何でも話しにおいで!」
と、言ってくれた。
ものすごく嬉しかった。
なんか、自分って薫を裏切るような事して
罪悪感につぶされて、ちっちゃくなってしまってたんだけど
ここに来たら、考え方も変わったように思う。
もう少し、ゆっくりと時間をかけて
あたしの考えをまとめていこうと思う。
誕生日まであと、3日。
薫と過ごす久しぶりの日曜日。
一日一緒に過ごしてみたら、ちゃんと答えが出るような気がするんだ。
不安。
2002年10月23日薫か直樹か。
本音を言うと
今は直樹と一緒にいる時間の方が幸せ。
だったら薫とはもう、会えなくなっても
いいのかと言えば、それも絶対イヤ。
身勝手…。
ため息ばかりのあたしを見かねて、
直樹は
「あんまり考えすぎるな、もっと待つから」
と言ってくれた。
その言葉で涙が滝のように流れてしまって
嗚咽まじりで泣きじゃくってしまった。
そんなあたしを直樹はずっと抱いていてくれた。
あんまりにも嬉しくて、もうどうにでもなれ
とさえ思えてくる。
この頃、仕事を持ち帰ってでも少し早く帰ってくる薫。
何か変化に気づいたんだろうか?
どちらにせよ、あたしが居ようが居まいが
食事の後は仕事仕事仕事。
あたしと直樹がテレビを見ながら大笑いしてても
仲良さそうにアイスクリームを半分こしてても
気にとめる様子もない。
「帰る」と言うと、ハッと気づき、辛そうにしながら
送ってくれるだけ。
虚しくてため息が出ちゃいそう。
直樹が言ってる、愛の質も問題を感じてしまう瞬間。
だけど…。
手を繋いで歩くと、ほんわか暖かくて心沈まる。
こんな優しい手を振りほどいて、火の中へ飛び込む
勇気が、果たしてあたしにあるんだろうか…。
本音を言うと
今は直樹と一緒にいる時間の方が幸せ。
だったら薫とはもう、会えなくなっても
いいのかと言えば、それも絶対イヤ。
身勝手…。
ため息ばかりのあたしを見かねて、
直樹は
「あんまり考えすぎるな、もっと待つから」
と言ってくれた。
その言葉で涙が滝のように流れてしまって
嗚咽まじりで泣きじゃくってしまった。
そんなあたしを直樹はずっと抱いていてくれた。
あんまりにも嬉しくて、もうどうにでもなれ
とさえ思えてくる。
この頃、仕事を持ち帰ってでも少し早く帰ってくる薫。
何か変化に気づいたんだろうか?
どちらにせよ、あたしが居ようが居まいが
食事の後は仕事仕事仕事。
あたしと直樹がテレビを見ながら大笑いしてても
仲良さそうにアイスクリームを半分こしてても
気にとめる様子もない。
「帰る」と言うと、ハッと気づき、辛そうにしながら
送ってくれるだけ。
虚しくてため息が出ちゃいそう。
直樹が言ってる、愛の質も問題を感じてしまう瞬間。
だけど…。
手を繋いで歩くと、ほんわか暖かくて心沈まる。
こんな優しい手を振りほどいて、火の中へ飛び込む
勇気が、果たしてあたしにあるんだろうか…。
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矛盾。
2002年10月22日友達が結婚する事になって、招待状をもらって
なんかすごく幸せそうな顔を見ていたら
羨ましくて仕方がなかった。
誰かを羨ましいと思っちゃいけない。
そういう自分は惨めな気がするもん。
少なくとも、羨む相手より不幸って事でしょう?
すごく仲のいい友達で、何でも相談しあってきた仲だったから
今あたしが悩んでいる事も、話したかったし
聞いてもらいたかったし、止めてもらいたかった。
そうやって他人に縋る事すらみっともないね。
自分で解決しなきゃいけないのに。
それに、幸せまっただ中の親友に、こんなバカげた話しは
失礼極まりないと思うしね…。
夕方また、直樹の顔を見ると胸がズキズキ痛んだ。
薫に、直樹の面倒までみなくていい、と言われた事や
食事をイヤがる事を、直樹に話すと
信じられんわ。
と言い放った。顔が怒ってた。
あたしを可愛そうだと言う、直樹。
直樹が脱いだ作業着を洗濯するとき
直樹の体の匂いが染みついた、作業着に
顔を埋めるのが好き。
直樹の匂いが好き。
普通、彼氏がいるのにこんな気持ちになりますか?
誰か教えてください。
歩いて近くのスーパーに直樹と二人で買い物に行き
直樹の食べたいものを買う。
薫が生活資金を置いてってくれるので、あたしはそれを自由に使う。
余るぐらいのお金を置いてくれてある。
食生活の管理や、家事全般、しなくていいなら
お金を置いておかなきゃいいのに…。
ああやって言ったくせに、引き出しに入ってる
お金が今日は増えていた。
お金なんていらないよー。
一緒にいる時間が欲しいよー。
この日の薫は、いつもより少し早く帰宅。
直樹とイチャつかなくて良かった…なんて
内心ホッとしながら、何も言わずに夕食を
全部食べてくれた。
あたしの涙に少し効果ありかな?
相変わらず、仕事の事ばっか考えてるみたいだけど…。
なんかすごく幸せそうな顔を見ていたら
羨ましくて仕方がなかった。
誰かを羨ましいと思っちゃいけない。
そういう自分は惨めな気がするもん。
少なくとも、羨む相手より不幸って事でしょう?
すごく仲のいい友達で、何でも相談しあってきた仲だったから
今あたしが悩んでいる事も、話したかったし
聞いてもらいたかったし、止めてもらいたかった。
そうやって他人に縋る事すらみっともないね。
自分で解決しなきゃいけないのに。
それに、幸せまっただ中の親友に、こんなバカげた話しは
失礼極まりないと思うしね…。
夕方また、直樹の顔を見ると胸がズキズキ痛んだ。
薫に、直樹の面倒までみなくていい、と言われた事や
食事をイヤがる事を、直樹に話すと
信じられんわ。
と言い放った。顔が怒ってた。
あたしを可愛そうだと言う、直樹。
直樹が脱いだ作業着を洗濯するとき
直樹の体の匂いが染みついた、作業着に
顔を埋めるのが好き。
直樹の匂いが好き。
普通、彼氏がいるのにこんな気持ちになりますか?
誰か教えてください。
歩いて近くのスーパーに直樹と二人で買い物に行き
直樹の食べたいものを買う。
薫が生活資金を置いてってくれるので、あたしはそれを自由に使う。
余るぐらいのお金を置いてくれてある。
食生活の管理や、家事全般、しなくていいなら
お金を置いておかなきゃいいのに…。
ああやって言ったくせに、引き出しに入ってる
お金が今日は増えていた。
お金なんていらないよー。
一緒にいる時間が欲しいよー。
この日の薫は、いつもより少し早く帰宅。
直樹とイチャつかなくて良かった…なんて
内心ホッとしながら、何も言わずに夕食を
全部食べてくれた。
あたしの涙に少し効果ありかな?
相変わらず、仕事の事ばっか考えてるみたいだけど…。
喧嘩。
2002年10月21日日曜の夜、薫にちょっとだけ我が儘を言ってみようと
昼間からずっと決めていた。
昼間、直樹と言い争いになった後から
薫とあたしの関係にちょっと自信なくしてしまって。
真に受けやすい性格というのかな。
単にバカなだけかもね。
帰ってきたのは、8時過ぎ。
作ってある料理を見て、食べたくなさそうな顔してた。
薫の不規則な食生活は、あたしは常に不満。
仕事がいきがいなのも解らなくもないけど
体を壊してしまったらおしまいじゃない。
だから、胃に負担をかけない料理を心がけてる。
それさえも、受け付けてもらえない。
…というより、薫にとっては頼んでもいない食事の管理など
余計なお世話なのかもしれない。
料理に少し手を付けて、薫は
「今日ずっとここに?」と聞いてきた。
もちろん、直樹とずっと一緒にいたなんて
絶対に言えない。
だけど、ちょっと言ってやろうかとさえ思った。
でも結局、「夕方から」と嘘をついたんだけど。
直樹も夕方から出かけて行ったので、行き違いということにしておいた。
「来週のあたしの誕生日は、仕事?」
とあたしが聞くと
「…あ、そうか」
だって。
ちょっとムカ。
その後しばらく沈黙が続いた後に
「何か欲しい物があったら…」
と言い出して、あたしが泣いている事に気がついて…。
慌てふためいて、謝り続けてた。
謝って欲しいんじゃない。
謝らなきゃいけないのはこっちの方だし。
「誕生日ぐらい、一緒に過ごしたい」
ほとんどこんな我が儘は言った事ない。
仕事、と言われればずっと我慢してきた。
「なにかあったんか?」
滅多に我が儘を言わないあたしを、おかしいと感じたのか
薫が心配そうな顔して聞いてきた。
そのとき、全てを話してしまった方がずっと楽になれる気がしたんだけど
小心者のあたしは結局無言のまま首を横に振り続けてた。
弟と、エッチしました。
なんて口が裂けても言えない。
こやって日記に書くだけでも身震いがくるもんね。
様子が変な事は十二分に解ったようで、薫は来週は休みを取ると約束してくれた。
喧嘩はここから。
あたしが一言『疲れた…』と漏らしたら
「疲れるような事、しなくていいよ?」
と食事の事を言う。
それを聞いてがっかり。
直樹は、おいしい・有り難いと言って食べてくれる食事を
薫は、疲れるようならいらない。と言う。
がっかりでがっかりで…。
思わず「薫が食べなくても、直樹が食べるから作るよ」
と言ってしまった。
「直樹の面倒まで見なくていい」
と捨て台詞で、逃げていった。
途方に暮れながら後片づけをして。
これじゃ家政婦以下じゃないか、なんて
情けなくなってしまった。
テレビ見てる薫に
「帰るわ」と言って、抱きついていったら
「悪かったな」と抱きしめてくれた。
抱いてくれたらいいのに。
ちょっと期待してみたけど
「送ってくわ」と言われてしまった。
直樹への想いを断ち切れるぐらい
強くあたしを求めてくれたらいいのにな。
昼間からずっと決めていた。
昼間、直樹と言い争いになった後から
薫とあたしの関係にちょっと自信なくしてしまって。
真に受けやすい性格というのかな。
単にバカなだけかもね。
帰ってきたのは、8時過ぎ。
作ってある料理を見て、食べたくなさそうな顔してた。
薫の不規則な食生活は、あたしは常に不満。
仕事がいきがいなのも解らなくもないけど
体を壊してしまったらおしまいじゃない。
だから、胃に負担をかけない料理を心がけてる。
それさえも、受け付けてもらえない。
…というより、薫にとっては頼んでもいない食事の管理など
余計なお世話なのかもしれない。
料理に少し手を付けて、薫は
「今日ずっとここに?」と聞いてきた。
もちろん、直樹とずっと一緒にいたなんて
絶対に言えない。
だけど、ちょっと言ってやろうかとさえ思った。
でも結局、「夕方から」と嘘をついたんだけど。
直樹も夕方から出かけて行ったので、行き違いということにしておいた。
「来週のあたしの誕生日は、仕事?」
とあたしが聞くと
「…あ、そうか」
だって。
ちょっとムカ。
その後しばらく沈黙が続いた後に
「何か欲しい物があったら…」
と言い出して、あたしが泣いている事に気がついて…。
慌てふためいて、謝り続けてた。
謝って欲しいんじゃない。
謝らなきゃいけないのはこっちの方だし。
「誕生日ぐらい、一緒に過ごしたい」
ほとんどこんな我が儘は言った事ない。
仕事、と言われればずっと我慢してきた。
「なにかあったんか?」
滅多に我が儘を言わないあたしを、おかしいと感じたのか
薫が心配そうな顔して聞いてきた。
そのとき、全てを話してしまった方がずっと楽になれる気がしたんだけど
小心者のあたしは結局無言のまま首を横に振り続けてた。
弟と、エッチしました。
なんて口が裂けても言えない。
こやって日記に書くだけでも身震いがくるもんね。
様子が変な事は十二分に解ったようで、薫は来週は休みを取ると約束してくれた。
喧嘩はここから。
あたしが一言『疲れた…』と漏らしたら
「疲れるような事、しなくていいよ?」
と食事の事を言う。
それを聞いてがっかり。
直樹は、おいしい・有り難いと言って食べてくれる食事を
薫は、疲れるようならいらない。と言う。
がっかりでがっかりで…。
思わず「薫が食べなくても、直樹が食べるから作るよ」
と言ってしまった。
「直樹の面倒まで見なくていい」
と捨て台詞で、逃げていった。
途方に暮れながら後片づけをして。
これじゃ家政婦以下じゃないか、なんて
情けなくなってしまった。
テレビ見てる薫に
「帰るわ」と言って、抱きついていったら
「悪かったな」と抱きしめてくれた。
抱いてくれたらいいのに。
ちょっと期待してみたけど
「送ってくわ」と言われてしまった。
直樹への想いを断ち切れるぐらい
強くあたしを求めてくれたらいいのにな。
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