居場所。

2002年11月19日
家に帰ってきても居場所がない。
お姉ちゃん夫婦と2歳の子供、そして赤ちゃん。
にぎやかで気分転換にはなるけど
落ち着いて考える状況ではない。

お母さんが心配して、根ほり葉ほり聞いてくるけど
何も話せなかった。

夜中に眠れなくて、携帯電話をいじってたら
突然着信。
直樹からだ。

直樹「実家帰ってんの?」
あたし「なんで知ってるの?」
直樹「…薫から電話かかったから」
あたし「…疑ってた?」
直樹「…ん〜、まぁ仕方ないけどさ」

やっぱり。
薫は、あんな風に冷静を装ってるけど
胸の内は嫉妬で溢れてるんだな。

そう思うとちょっと可愛そう…。
恋愛に「可愛そう」って言葉は禁句かもしれないけど…。

直樹「兄貴と別れるつもりないのなら、今すぐ帰ってあげたら?」
あたし「…。」
直樹「どうしても、もうムリってなった時は、俺がどうにかしたるから」

あたしはずっと、直樹より薫の方が強いって思ってたけど
全然逆なのかもしれない、って思った。
彼らのお母さんの言うとおりなんだ…。

電話を切ってすぐ、薫の家に向かった。
あたしの居場所は、そこにある。

玄関を静かに開けて、薫の部屋に入っていったら
机に向かって仕事してた。
すごくビックリしてたけど
無視してベッドに潜り込んで先に寝ちゃった。

朝、目が覚めたとき、しっかり薫に抱かれてたから
それだけでもう、言葉はいらない、って思った。
 
あたしの居場所は、ここなんだなぁってしみじみ思った。
 
 

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