情。

2002年11月12日
これから先の事、あんまり考えてる余裕ない。
とりあえず、薫と二人での生活をしばらく続ける事にする。

実を言うと、直樹は今一人で生活を始めようと
着々と準備をしているらしい。

考えてみたら、あたしと薫が一緒に生活していなかったとしても
この家には戻りにくいかもしれないよね。
一人暮らしは夢だったから、
これもいい機会とは言ってくれているけど。

追い出したみたいで、ちょっと罪悪感…。


今は、薫と甘え合いして、二人の間に出来てた
隙間を埋めるのに必死。

こんな事態になった原因とか、頭の中でごちゃごちゃと
考えてみたりもしてるけど…。

結局、セックスレスだった事も
原因の一つなのかもしれない。
そういう話しを、二人で話し合ってみた。

薫は一枚の写真をあたしに見せてくれた。
あたしの幼稚園の頃の写真。
一瞬、この人ロリコンなの!?って焦ったけど…(笑)
違います。違います。

それぐらい小さな頃から知っているあたしを
今までずっと、本当の妹のように可愛がって
つきあう事になっても、どうしてもそういう感覚が
抜けなかったんだと言う。

妹のような存在と、セックスする事に抵抗があったみたい。

それまでのあたしたちはきっと
恋愛していたんじゃないんだね。

真似事だけ、していたんだよ。

でも、直樹とあたしがそんな関係になったと知ったときに
初めて嫉妬を感じたと話してくれた。
自分でも気づかないうちに
あたしの事を妹のような存在から
恋愛対象の女性に思うようになっていたみたい。

そういう事ってあんまり理解しにくいけど
薫がそういう結論を出したなら、それはそれでいいや。

今でも、あたしを抱くことに抵抗ある?
と聞くと、
それはもうない。いつのまにか、無くなってた。
と言っていた。

あたしは幸せ者。
いつも薫の情に包まれて、育ってきたんだから。
これからは愛情に包まれて、生活していく。
 
 

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