昨日の日記にも、薫のこの頃の焦りについて書いたけど
今日もその続き。

以前はほとんどと言っていいぐらい、セックスをしなかった。
家には弟の直樹が居るから、と言うのもあったけど
直樹が出かけている時でも、しない。
つきあって何年間か、最初の頃は別として
数えれるぐらいだったんじゃないかと思う。

ところがこの頃、あんな事があって
直樹が出ていって、あたしと一緒に暮らし始めてからは
ほぼ毎夜連続…。
それもちょっとコワレ気味。
キスマークの跡も、アザのように紫色になるまで
吸い続けたり、強く指を噛んだりする。

そういう事が今までになかったから…ちょっと恐い。

薫は、どういう気持ちなのかな…。
悔しい気持ち?
哀しい気持ち?
寂しい気持ち?
きっと、全て当てはまるだろう。
どうしたら、そういう気持ちの薫を癒すことができるんだろう。
体を繋げて、あたしの心を取り戻そうと必死な薫を
受け入れる事でしか、つぐなう事が出来ないのかな。

他に方法があればいいのに、と思う。
 
 
 
それから、今日やっと直樹に「お別れ」のメールを送信しました。

ちょっとの間だけでも、あたしを愛してくれてありがとう。
簡単に忘れれるような気持ちじゃなかったけど、
今は忘れる方向に向かっているよ。
薫を、幸せにしてあげたいから。それであたしも幸せになるから。
本当にごめんなさい。

返ってきたメールには

「こちらの方こそ、ごめんなさい」

と、まるで他人行儀な言葉だけだった。
何を考えているのか、つかみ取れない。
でももう、直樹の気持ちを探ることはタブーだから。
メモリから削除してしまおう。…と思う。
 
 
 
午後4時すぎ。
直樹からメール。
「そっちの家へ着替えを取りに行くから、おまえは実家へ帰ってて下さい」
おもいっきりあたしを避けてるんだね。
そこまでしなくていいのに。
ちょっと傷心…。
 
 

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