喧嘩。
2002年10月21日日曜の夜、薫にちょっとだけ我が儘を言ってみようと
昼間からずっと決めていた。
昼間、直樹と言い争いになった後から
薫とあたしの関係にちょっと自信なくしてしまって。
真に受けやすい性格というのかな。
単にバカなだけかもね。
帰ってきたのは、8時過ぎ。
作ってある料理を見て、食べたくなさそうな顔してた。
薫の不規則な食生活は、あたしは常に不満。
仕事がいきがいなのも解らなくもないけど
体を壊してしまったらおしまいじゃない。
だから、胃に負担をかけない料理を心がけてる。
それさえも、受け付けてもらえない。
…というより、薫にとっては頼んでもいない食事の管理など
余計なお世話なのかもしれない。
料理に少し手を付けて、薫は
「今日ずっとここに?」と聞いてきた。
もちろん、直樹とずっと一緒にいたなんて
絶対に言えない。
だけど、ちょっと言ってやろうかとさえ思った。
でも結局、「夕方から」と嘘をついたんだけど。
直樹も夕方から出かけて行ったので、行き違いということにしておいた。
「来週のあたしの誕生日は、仕事?」
とあたしが聞くと
「…あ、そうか」
だって。
ちょっとムカ。
その後しばらく沈黙が続いた後に
「何か欲しい物があったら…」
と言い出して、あたしが泣いている事に気がついて…。
慌てふためいて、謝り続けてた。
謝って欲しいんじゃない。
謝らなきゃいけないのはこっちの方だし。
「誕生日ぐらい、一緒に過ごしたい」
ほとんどこんな我が儘は言った事ない。
仕事、と言われればずっと我慢してきた。
「なにかあったんか?」
滅多に我が儘を言わないあたしを、おかしいと感じたのか
薫が心配そうな顔して聞いてきた。
そのとき、全てを話してしまった方がずっと楽になれる気がしたんだけど
小心者のあたしは結局無言のまま首を横に振り続けてた。
弟と、エッチしました。
なんて口が裂けても言えない。
こやって日記に書くだけでも身震いがくるもんね。
様子が変な事は十二分に解ったようで、薫は来週は休みを取ると約束してくれた。
喧嘩はここから。
あたしが一言『疲れた…』と漏らしたら
「疲れるような事、しなくていいよ?」
と食事の事を言う。
それを聞いてがっかり。
直樹は、おいしい・有り難いと言って食べてくれる食事を
薫は、疲れるようならいらない。と言う。
がっかりでがっかりで…。
思わず「薫が食べなくても、直樹が食べるから作るよ」
と言ってしまった。
「直樹の面倒まで見なくていい」
と捨て台詞で、逃げていった。
途方に暮れながら後片づけをして。
これじゃ家政婦以下じゃないか、なんて
情けなくなってしまった。
テレビ見てる薫に
「帰るわ」と言って、抱きついていったら
「悪かったな」と抱きしめてくれた。
抱いてくれたらいいのに。
ちょっと期待してみたけど
「送ってくわ」と言われてしまった。
直樹への想いを断ち切れるぐらい
強くあたしを求めてくれたらいいのにな。
昼間からずっと決めていた。
昼間、直樹と言い争いになった後から
薫とあたしの関係にちょっと自信なくしてしまって。
真に受けやすい性格というのかな。
単にバカなだけかもね。
帰ってきたのは、8時過ぎ。
作ってある料理を見て、食べたくなさそうな顔してた。
薫の不規則な食生活は、あたしは常に不満。
仕事がいきがいなのも解らなくもないけど
体を壊してしまったらおしまいじゃない。
だから、胃に負担をかけない料理を心がけてる。
それさえも、受け付けてもらえない。
…というより、薫にとっては頼んでもいない食事の管理など
余計なお世話なのかもしれない。
料理に少し手を付けて、薫は
「今日ずっとここに?」と聞いてきた。
もちろん、直樹とずっと一緒にいたなんて
絶対に言えない。
だけど、ちょっと言ってやろうかとさえ思った。
でも結局、「夕方から」と嘘をついたんだけど。
直樹も夕方から出かけて行ったので、行き違いということにしておいた。
「来週のあたしの誕生日は、仕事?」
とあたしが聞くと
「…あ、そうか」
だって。
ちょっとムカ。
その後しばらく沈黙が続いた後に
「何か欲しい物があったら…」
と言い出して、あたしが泣いている事に気がついて…。
慌てふためいて、謝り続けてた。
謝って欲しいんじゃない。
謝らなきゃいけないのはこっちの方だし。
「誕生日ぐらい、一緒に過ごしたい」
ほとんどこんな我が儘は言った事ない。
仕事、と言われればずっと我慢してきた。
「なにかあったんか?」
滅多に我が儘を言わないあたしを、おかしいと感じたのか
薫が心配そうな顔して聞いてきた。
そのとき、全てを話してしまった方がずっと楽になれる気がしたんだけど
小心者のあたしは結局無言のまま首を横に振り続けてた。
弟と、エッチしました。
なんて口が裂けても言えない。
こやって日記に書くだけでも身震いがくるもんね。
様子が変な事は十二分に解ったようで、薫は来週は休みを取ると約束してくれた。
喧嘩はここから。
あたしが一言『疲れた…』と漏らしたら
「疲れるような事、しなくていいよ?」
と食事の事を言う。
それを聞いてがっかり。
直樹は、おいしい・有り難いと言って食べてくれる食事を
薫は、疲れるようならいらない。と言う。
がっかりでがっかりで…。
思わず「薫が食べなくても、直樹が食べるから作るよ」
と言ってしまった。
「直樹の面倒まで見なくていい」
と捨て台詞で、逃げていった。
途方に暮れながら後片づけをして。
これじゃ家政婦以下じゃないか、なんて
情けなくなってしまった。
テレビ見てる薫に
「帰るわ」と言って、抱きついていったら
「悪かったな」と抱きしめてくれた。
抱いてくれたらいいのに。
ちょっと期待してみたけど
「送ってくわ」と言われてしまった。
直樹への想いを断ち切れるぐらい
強くあたしを求めてくれたらいいのにな。
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